小田 中世の城下町を基盤とした筑波山麓の農村集落

茨城県
つくば市
小田




交通







小田




2007.02.04
小田城は、宝筐山(筑波山の南東)の山頂から南西に延びる尾根が平地に達した場所の先端を中心として作られた中世の城である。鎌倉期から戦国期まで小田氏の居城であり、その始まりは小田氏の祖八田知家が文治元年(1185)に常陸守護に任命されて当地に移って居館を構えたことによるといわれる。戦国時代、当主小田氏治は佐竹氏・多賀谷氏・真壁氏や越後の上杉謙信、小田原の北条氏らと抗争を繰り返した。最後、小田城は佐竹氏のものとなり、慶長七年(1602)に佐竹氏の秋田移封に伴って廃城になった。
城跡は史跡としてその遺構が農地に残されている。集落は城跡の北側を横切る旧街道に沿って形成されている。僅かながら古い建物が残っているが近代のもののようで、細かい道路線形や大きな屋敷の配置に城との関係が見出せる程度である。
筑波山麓は米どころ。大きな農家が多く見られる。長屋門など立派な門や塀をめぐらしている。
八坂神社付近の交差点。道しるべがあった。
旧街道沿いの町並み。
この家のように軒の出が大きく出し下駄を見せるつくりが茨城県には多い。
旧街道沿いの町並み。
旧街道沿いの町並み。
旧街道沿いの町並み。
旧街道沿いの町並み。
旧街道沿いの町並み。
旧街道沿いの町並み。
旧街道沿いの町並み。
城跡の中心近くにある住宅。
城跡の中心近くにある住宅。
参考資料 リンク
つくば市

参考文献