中貫 巨大な屋敷が建ち並ぶ旧水戸街道の宿場町

茨城県
土浦市
中貫




交通
JR常磐線土浦駅下車徒歩




中貫





2009.11.15
 土浦市中貫は旧水戸街道の中貫宿で土浦宿の一つ水戸寄りになる。このあたりは日本一のレンコンの産地で、広々とした空の広い平地に大きな屋敷が連なる集落形態は、およそ宿場町とは思えない農村の佇まいである。門塀を構え広い前庭を持ち、奥まったところに主屋を配置している。屋敷内の木々は多く、きれいに刈り込まれた庭が多い。主屋も出桁形式の立派なものである。
 中貫宿本陣は、江戸時代に水戸街道を通行する大名が休息するための小休本陣。建物は元治元年(1864年)天狗党の焼き打ちで焼失後、すぐに再建されたもので、取手宿、稲吉宿の本陣と並ぶ貴重な建物である。
旧水戸街道中貫宿の町並み(上)

本塀を構え広い前庭を持ち、主屋はひいて建っている。(左)
寄棟屋根の民家
旧中貫宿本陣
主屋は正面間口七間半、奥行き五間半、寄棟造り茅葺平屋建てで一部に中二階がある。正面には張り出した唐破風の二間半の式台付玄関がある。

旧中貫宿の町並み
旧中貫宿の町並み
参考資料 リンク
土浦市

参考文献