町屋 わが国を代表とする大理石の産出で栄えた町

茨城県
常陸太田市
町屋町





交通
JR水郡線常陸太田駅下車バス




町屋町




2014.08.14
町屋町は、常陸太田市の北部久慈川支流の里川流域に位置し、かつては水戸と奥州を結ぶ棚倉街道の宿駅だった。わが国を代表する大理石の一つである寒水石(かんすいせき)や橄欖石(かんらんせき)を産する地域の中にあり、中でも町屋の斑石は水戸家累代の墓石使用のために掘り出されていたという。
国道349号線が旧市街を避けてバイパス化されたおかげで、古い町並みが良く残されている。寄棟、入母屋系の伝統的な住宅が間隔を保って並ぶ集落景観は、久慈地方の特徴である。
町屋町の町並み
町屋町の町並み
入母屋屋根が間隔を保って並ぶ景観。
町屋町の町並み
このように出桁造りの軒が深く屋根がアンバランスに見えるぐらいせり出している形態は茨城県北部の特徴である。

石塀の古民家が見られた。地元産であろう。
町屋町の町並み
かつて旅館だったと思われる大型の民家。この家の前で街道が曲がっていてアイストップになっている。
町屋町の町並み
里川の畔に建つ旧町屋変電所
参考資料 リンク
常陸太田市

参考文献