石岡 昭和初期に形成されたモダンな看板建築の町並み

茨城県
石岡市
国府2,3,6




交通
JR常磐線石岡駅下車徒歩





石岡




2007.02.04
2012.04.12
霞ヶ浦に注ぐ恋瀬川に臨む新治台地上の都市である石岡は、常陸国府が置かれた地であったため府中とよばれる。近世は幕末まで松平氏2万石の陣屋町だった。明治22年(1989年)に小山水戸間に水戸鉄道が開通し、その後常磐線が開通して石岡の町は発展した。しかし。、昭和4年に中心市街の大部分が消失したため、その頃東京周辺に流行していたモダンな看板建築に建替えられた。町並みは国道355号線沿いに見られるが、駅から国道355号線に向かう通りにも看板建築が見られる。

石岡駅から国道355号線に向かう通りにも看板建築はみられる。(上、左上)

国道355号線沿いの町並み。森戸文四郎商店(国登録文化財)。昭和5年頃に建てられた飼料店。アールデコ調の外観。(左)

すがや化粧品店(国登録文化財)
昭和5年頃に建設された木造2階建て洋風看板建築。

土蔵造りは昭和6年建築の福島屋砂糖店(国登録文化財)
中央は昭和5年建築の化粧品雑貨店(国登録文化財)(左上)
昭和5年建築の十七屋履物店。(国登録文化財)(上)
東京で見かける関東大震災以降に流行った銅板を使った看板建築の流れ。
国道355号線沿いの町並み。
昭和4年の大火で唯一焼け残った丁子屋。江戸末期に建てられた染物屋で、町並み観光のスポットになっている。(上)

表通りから離れていたため昭和4年の大火を免れた平松理容店(国登録文化財)。東京で流行していた看板建築は大火前から建てられていた。
参考資料 リンク
石岡市

参考文献