沼島 本葺きの淡路瓦が銀色に輝く紀伊水道の島里

兵庫県
南あわじ市
沼島




交通
土生港より定期船利用





沼島





2015.12.26
淡路島の南、南あわじ市土生港の海上4kmの紀伊水道上にある島。兵庫県最南端に位置し、島の南東部は高さ30m余りの断崖が続き奇岩怪石が多く、磯釣りのメッカとなっている。また、記紀神話による国生み伝説にいう「おのころ島」とも言われている。周辺に好漁場が広がり、島の就業人口の約60%以上が漁業に従事する(1998年時点)。磯釣りと鱧料理を求めて渡る観光客に人気である。(「シマダス」参考)
定期船の出る土生港は、淡路島の最高所である断崖絶壁の下にあるような港で輸鶴羽山地が海岸に落ちる平地のほとんどない場所にある。そこから高速艇で10分に沼島はある。集落の背後にある山から延びてきた尾根の先端が海に突き出した岬に神社があり、その岬の両側に船溜まりがあって、集落は尾根をまたぐように形成されている。特徴は淡路瓦の本葺きによる銀の輝きが美しい屋根で、平地から尾根にかけての地形の変化も面白い。
沼島
土生港へ下る道路から眺める
沼島の町並み
淡路瓦による本瓦葺きが美しい民家
沼島の町並み
尾根より南側は平地の集落が形成されている。家には可動式のベンチが多く見られた(この地域の呼び名は不明)。

沼島の町並み
尾根より南側の町並み。西光寺の境内からの俯瞰(左下)。
 

沼島の町並み
南部地区。
沼島の町並み
尾根を越える部分。瓦屋根の美しい景観。
沼島の町並み
尾根を越える部分。
沼島の町並み
尾根の北側地区
沼島の町並み
島の生活必需品である手押し車
参考資料 リンク
南あわじ市

参考文献
「日本の島ガイド シマダス」(日本離島センター)