岩屋 淡路・四国への表玄関として古くから栄えた港町

兵庫県
淡路市
岩屋





交通






岩屋





2012.05.06
旧淡路町岩屋は淡路島ほ北東端の港町。岩屋港の前面には明石海峡があり、明石からの連絡船が就航する島の玄関口である。しかし、2012年現在たこフェリーは無くなり、明石大橋を臨むのみとなった。平安時代から官営の渡し場であり、以来、四国への玄関口として町は繁栄した。海岸線に平行した細い通りに軒を連ねる町並みは、古い建物は少ないものの昭和な建物が多くレトロな景観、平入りを基調としながら妻入りの二階家が所々に残っている。町の丁度中央あたりに「温泉」と書かれた洋風の入り口をもつ銭湯があって町並みのアクセントとなっている。一方、町は山に向かって広がっており、細い路地と起伏が港町らしい。阪神淡路大震災の震源地に近かった割には地震以前の建物が多く残っていて驚かされた。

町の入り口の看板(上)

商店街の町並み(左上、左)
大きな入母屋妻入りの町家が残っていた。
「温泉」と書かれた洋風の入口を持つ銭湯が町並みのアクセントになっている(上) 

山側に広がる町では細い路地が入り組んでいる(上、左)  

山に上っていく町  

町の背後の寺の境内から町を俯瞰する。明石大橋から対岸の明石の町まで眺められるダイナミックな眺望。
参考資料 リンク
淡路市

参考文献
『図説 日本の町並み8 山陽編』 太田博太郎他 第一法規