伊丹 「丹醸」と呼ばれ江戸時代酒造業で栄えた町

兵庫県
伊丹市
伊丹1,2
中央3
宮ノ前2
清水2



交通

JR福知山線伊丹駅、阪急伊丹伊丹駅下車徒歩





伊丹




2005.0726
江戸時代の伊丹郷町は、都の貴族近衛家の領地となり、城は置かれず町の有力な酒造家から選ばれた惣宿老や御金方らの役人が近衛家の指示の下に町政を担当していた。伊丹近郊の「鴻池」に始まったといわれる清酒造醸造は、ここ伊丹郷町で本格的に行われ、近衛家の保護のもとに大いに栄えた。伊丹の酒は「丹醸」と呼ばれて愛好され、最盛期には毎年20万樽が樽廻船で江戸に運ばれたという。伊丹郷町は、15か村が一続きとなった町場で、その中心部の伊丹村は江戸後期には2500軒の町家と10000人の人口を抱える大都市に成長した。
現在の伊丹市は大阪のベッドタウンとして急速に開発が進んでいる。酒蔵も一部が残っているに過ぎないが、規則正しい町割りと残された数棟の古い町家や酒蔵が酒の町の面影を今に伝えている。

JR伊丹駅近くのマンションに挟まれて残っている町家

伊丹2丁目、小西酒造の東側界隈の町並み(左上、左)

かつての伊丹市街。中央が現在の南北大通り。(上)

小西酒造の社屋や工場(上、左上、左)
小西酒造の工場
重要文化財として保存されている旧岡田家酒造
旧岡田家酒造
旧岡田家酒造
猪名野神社門前にあった木造洋風のアパートメント
猪名野神社門前のレトロな商店
猪名野神社裏は遊郭っぽい町並み(未確認)があった。
参考資料 リンク
伊丹市

参考文献