利尻
仙法志
ニシン漁でにぎわった切妻妻入りの町並み

北海道
利尻町
仙法志
本町、元村





交通





仙法志




2010.09.17
稚内市の西約52kmの日本海上にポッカリと浮かぶ1721mの利尻山。その山ものが利尻島である。島の形は単純な円形で、一周する道路に面して町や集落が点在している。海岸は溶岩系の岩石でできているため独特な風景をつくり出しており、やさしい印象の礼文島とは対照的である。比較的大きな町としては、鷲泊、鬼脇、沓形、仙法志、その間に中小規模の集落がある。リシリとはアイヌ語の「ルイシリ(高い山のある島)」に由来する。

利尻島のニシン漁は江戸時代から行われていた。4月から5月にかけて、産卵のために春鰊の大きな群れが、日本海岸を北海道からサハリンにかけてやってくる。利尻島には本州の東北・北陸地方から「やん衆」と呼ばれる出稼ぎ漁師が集まり、春はニシン漁で大いに賑わった。しかし、昭和31年にニシンがピタリと来なくなり利尻島のニシン漁は終わった。
島の南西にある仙法志もニシン漁で繁栄した町の一つである。本町、元村にはリズミカルな切妻妻入りの町並みが見られるが、冬厳しい地域ゆえに屋根壁の外装材は新しい。元村の丘の上の集落に下見板張りの町並みが、本町に旅館らしき古い民家が残っていた。
防波堤が続く仙法志本町
仙法志本町の町並み
切妻妻入りの屋根の並びがリスミカル
仙法志本町の町並み
仙法志本町
高級品の利尻昆布

仙法志本町の町並み
仙法志本町の町並み
かつては旅館だったのであろうか
仙法志本町の古写真(資料館より)
大正時代の海岸線(上)

昭和9年の本町(左)
仙法志と利尻富士
仙法志元村の丘の上の町並み 
仙法志元村  
仙法志元村 
参考資料 リンク
利尻町

参考文献