旭川 上川盆地の農産物の集散地 軍都の繁華街

北海道
旭川市
中常盤町
東一条2
三条通六





交通






旭川中常盤町



旭川旧中島遊郭



旭川三条通六




2009.04.26
旭川は、1889年(明治22年)屯田兵村として開拓され、上川盆地の産業・交通・行政の中心都市として、石狩川・美瑛川・忠別川の合流点にあたる農産物の集散地として発展した。また、第7師団の軍都とでもあったが、第二次世界大戦後は北海道を代表する商工業都市となった。工業ではパルプ・製材・製紙・醸造業が盛んである。
市街地は北海道の都市らしく通り幅の広い碁盤目状の町割りで、古い町家はあまり見られなくなった。しかし、石蔵をはじめ残っている建物もある。駅前は商業中心で三条通6丁目が歓楽街となっている。
駅からまっすぐ北へ進み牛朱別川、石狩川を渡ると自衛隊駐屯地が広がっている。明治20年代に駐屯地の整備が始まったころから遊女屋ができ始めたそうで、明治30年ころ曙町に遊郭が定められた。しかし、水害が多かったことから、牛朱別川と石狩川の合流点で両川に挟まれた土地に新たに中島遊郭が新設された。戦後中島遊郭は赤線に移行したが、他にも八条地区、二条地区、旭町地区にも特飲街があったという。
交差点の真ん中にタワーが建っているロータリー
石狩川の朝日橋へ通じる常盤通にある古い町家。防火壁の石壁が両側面にそびえる。面白いのは卯建が洋風のオーダー柱形状をしているところ。
中常盤町の旅館
石狩川をまたぐ朝日橋
旧中島遊郭は真ん中に大通りがあっていわゆる遊郭の町割りを残している。その中に見かけたらしき建物

三条通6丁目界隈の歓楽街。札幌ススキノのような立派な?町並み。カラスの数がすごかった。
一条通1丁目にある日本醤油工業(キッコーニホン)
1944年(昭和14年)創業
参考資料 リンク
旭川市

参考文献
「赤線跡を歩く 完結編」木村聡