宇品 終戦当時の面影を残す青空市から続く商店街

広島県
広島市
南区
宇品神田5





交通
広電宇品5丁目電停






宇品





2017.11.18



宇品島は、広島港にある陸続きの島。下の画像(終戦直後の空中写真)でわかるように、市内から南の宇品島付け根にある広島港に向かって街が延びており、西側は戦後次第に埋め立てられていった。このエリアには、市内で唯一明治時代の木造洋風建築(旧広島水上警察署)が被爆しながらも残っているなど、周辺の街は完全に焼け野原になったものではなかったと思われる。終戦直後の青空市は、周辺に住人が居る場所や人が集まる場所に形成された。広島駅前にあった友愛市場もその一つであったが、直近の再開発で姿を消した。しかし、広電宇品5丁目電停の前にある宇品ショッピングセンターは、終戦直後の青空市の姿を思わせる商店街として今でも営業を続けている。その姿は、現代において奇跡的といえるだろう。
旧広島水上警察署
明治42年(1909年)に建てられた、被爆建築。爆心地から4.6km離れていたため倒壊を免れた。今では市内に現存する唯一の明治期の木造洋風建築である。
電車道と宇品ショッピングセンター
宇品ショッピングセンターは宇品5丁目電停の目の前にある
電車道と平行した一本東側の道がアーケード街になっている
電車道とアーケードの間には何本かの細い道があって店舗が貼りつく
和菓子屋さん

電車道のアーケード(左)

2階に上る木造の階段は何?(上)
電車道とアーケードの間の売り場
電車道とアーケードの間の売り場
参考資料 リンク
広島市

参考文献