三之瀬 瀬戸内航路の重要な寄港地だった下蒲刈島の港町

広島県
呉市
下蒲刈町三之瀬
蒲刈町向





交通




三之瀬







2015.09.20
下蒲刈島は、呉市の南約5kmにある島。三之瀬、下島、大地蔵の3集落があり、隣接する上蒲刈島とは蒲刈大橋で連結されている。古くは伊予水軍の多賀谷氏が進出し、天神鼻に丸谷城を築いたことで知られ、のちの広島藩が海駅として三之瀬を整備して海本陣・茶屋などを置いた。
港には石造りの雁木が残り、瀬戸内の港町らしさが残る三之瀬。参勤交代の西国大名をはじめ、琉球、朝鮮、オランダの使節も江戸等への往路復路とも蒲刈島に立ち寄っていたという。藩の接待所を管理する武士の役宅であったと言われる丸本家住宅や観光目的で各所から移築した古建築も町並みの形成要素となっている。
蒲刈大橋
下蒲刈三之瀬の町並み
三之瀬瀬戸を望む白雪楼(左)

下蒲刈三之瀬の町並み
街の背後は急斜面(上)
狭い路地が延々と続く(左)

下蒲刈三之瀬の町並み
藩政時代の下蒲刈島には藩の接待所である茶屋があった。丸本家住宅は御茶屋を管理する武士の役宅であったと言われる。(左上)

下蒲刈三之瀬の町並み
下蒲刈三之瀬の町並み
下蒲刈三之瀬の町並み
やや遊郭の匂いがする、、、
下蒲刈三之瀬の町並み
長雁木
 
下蒲刈三之瀬の町並み
観瀾閣
明治10年に下蒲刈島に生まれた神谷仙次郎は、日露戦争に従事した後、満州国大連市に神谷組を起し成功した。その神谷伝次郎が別荘として昭和10年に建築した建物。
下蒲刈三之瀬の町並み
観瀾閣
蒲刈向の町並み
三之瀬瀬戸を挟んだ街の蒲刈島向
参考資料 リンク
呉市

参考文献