尾道
西土堂
急斜面に石垣を積んで開発した洋風住宅街

広島県
尾道市
西土堂





交通
JR山陽本線尾道駅





尾道西土堂





2000.10.21
2017.11.04



尾道は、備後大田荘の外港に始まり、鎌倉時代は年貢米輸送の中心、近世以降は内海水運の中継地として発展した長い歴史を重ねた港町である。瑠璃山・摩尼山・大宝山の3山が海に迫り、地名のとおり尾根の裾の狭い道に中心市街が進展し、その狭いところをさらに国道2号線と山陽本線が貫く。一方、平地が少ないため都市が背後の山に駆け上がっており、寺と住宅地が急斜面に展開している。
尾道の屏風となっている山のひとつ大宝山の南斜面上の町。ちょうど尾道駅の裏側にあたる。東土堂地区が寺町と住宅地が混在している様相であるのに対して、西土堂は純粋な住宅地。狭い平地しかない尾道における斜面に駆け上がった住宅街の典型である。面白いのは、敷地の角に洋間を配置した同様の住宅形式が集まっているところ。大正期から昭和初期に宅地開発されたものであろう。広島県呉市両城にも同様の斜面住宅地がある(大正期)。
尾道水道から見た大宝山と西土堂の斜面住宅地(上)

西土堂の町並み(左)

西土堂の町並み
西土堂斜面下の町並み
西土堂の町並み
石垣積んで三階建て?後ろは崖地。
西土堂の町並み
西土堂の町並み
西土堂の町並み
出隅に洋間を配した住宅
西土堂の町並み
出隅に洋間を配した住宅

西土堂の町並み
完全に徒歩でしかたどり着けない
西土堂の町並み
石垣と建物が擦れてる、、、

西土堂の町並み
西土堂の町並み
洋風住宅で統一されている
参考資料 リンク
尾道市

参考文献