椋浦 かつては廻船業の船主の港だった因島の古い集落

広島県
因島市
椋浦町





交通






椋浦



2005.03.24
芸与諸島にある因島は、南北朝時代は東寺の荘園で、水軍村上氏が地頭代となって島を支配していた。島には平地が少なく東側が崖地となっている。中心集落の土生には日立造船因島工場がある。
椋浦(むくのうら)は土生の反対側にあたる島の北東岸にある集落で、山が海に落ちた険しい地形の狭間の谷に形成されている。しかし、椋浦は島の中でも歴史は古く、かつては廻船業で栄えた船主の集落だた。現在の集落はひっそりとしたものでかつての繁栄振りは想像し難いが、所々に集落の規模には相応しくない造りの屋敷も見受けられた。

集落の規模こそ小さいが所々に立派な屋敷が見られる。(左上、左)

背の高い常夜燈。港町として繁栄した頃の面影を残す。(上)
本瓦を組み合わせた屋根
土塀をめぐらした屋敷
茅葺の民家が残る

鏝絵のある民家
参考資料 リンク
因島市

参考文献