三原 東の古い町並みを失ったが西に残る城下町

広島県
三原市
本町
西町
東町




交通

JR山陽本線三原駅下車徒歩





三原



2006.11.24
三原城跡は新幹線三原駅の下にある。城の内堀と外堀の間に造られた駅は多いが、本丸の上に造られたのは珍しいであろう。三原町は城の北側と通る旧山陽道に沿って、東と西に造られそれぞれ東町、西町と呼ばれた。西町は駅から近く商店街として姿を替えたが、東町は内堀で迂回するため商店街としては寂れたのであろう、東町のほうが比較的良く残っていた。しかし、近年の道路拡幅工事で東町は一変してしまった。一部の重要な町家は曳家されたが、軒を切り取られたものもあり、もう古い町並みとは言えない。したがって、今度は西町のほうが相対的に古い町並みとして見えてくる。町並みは時代とともに旬が移るものである。
姿が一変した東町の町並み。バイパスが整備されていないわけではないのに、ここまで拡げる必要が本当あったのか疑問である。
三原城に新幹線と山陽本線が貫通している。ここまでやっても堀が残っているのが不思議である。
旧山陽道は三原城の堀にぶつかってクランクしている。そこを斜めにショートカットしている通り(本町)。
本町の町並み
木造3階建の商家があった。
本町の町並み
右脇のゲートは歓楽街の入口だったのか。
本町の町並み
金尾医院
本町の町並み
洋風看板建築
本町の町並み
軒に何段も厚く漆喰を塗り固めて黒く塗っている町家。(上)
その前の家(左)
西町の町並み
西町の町並み
西町の町並み
参考資料 リンク
三原市

参考文献
『図説 日本の町並み8 山陽編』 太田博太郎他 第一法規