金輪島 戦前は軍の造船所 戦後は民間の造船所の島

広島県
広島市
南区
宇品町
金輪島





交通
宇品広島市営桟橋より金輪会渡船






金輪島





2017.11.18



宇品港の東約1km、安芸郡坂町鯛尾の近くに位置する島。全島花崗岩からなる島で、最高点は金輪富士の標高158m。西岸と東岸に海食崖が発達するが海岸線は単調だ。戦時下には軍の施設がおかれたが、戦後造船所として再生した。(「シマダス」参照)
渡船は宇品港の広島市営桟橋から一日12往復しており、所要10分。島の桟橋に着くとすぐに工場の守衛所があり、あちこちに立入禁止のサインがある。唯一立入禁止ではない工場の脇の道を歩いていくと、島の北部にある集落へ通じる。また、その道の途中からトンネルが分かれていて、島の西岸に出られる。西岸からは宇品半島や広島港が眺められ、別荘地のようになっている。一方、守衛所から南は工場の中で、守衛所に立ち寄り金輪神社を見に行くと断る必要がある。神社の脇から上っていくと工場の社宅街がある。

渡船時刻表(上)
一日12往復もしているのは造船所関係者の足だから。
渡船から見る金輪島(左上)
渡船から見る広島市内(左下)
金輪島の港
廻りは造船所工場
金輪島の港(船着き場)には、金輪島宇品ドックの守衛所と事務所がある
島の北部にある集落への道
造船所の傍らを歩いていく
金輪島宇品ドック
集落にあった店舗
平日であれば営業しているのか
島の北部にある集落(上)
住人は終戦とともに島に入った模様

島の西岸にある別荘地(左)
東の港からトンネルを越えてアクセスする。画像はライブハウス土龍(もぐら)
島の西岸にある別荘地
トンネルの竣工時期1996年からするとその前後で開発されたのであろう。

島の西岸にある別荘地
今では無住の家も見られる
船着き場から南の工場内を歩く

防空壕が随所に見られる(上)
ドックでは作業が行われていた(左)
工場内からしかアクセスできない金輪神社
工場内からしかアクセスできない集落
その立地や計画的な宅地造成の状況から、おそらく造船所の社宅街だったと思われる
工場内からしかアクセスできない集落
工場内からしかアクセスできない集落
参考資料 リンク
広島市

参考文献