広島駅前 終戦直後の面影を残す戦災復興の町

広島県
広島市
南区
京橋町
橋本町
猿こう橋町
ほか




交通

JR山陽本線広島駅





猿こう橋町


京橋町
橋本町






2008.9.19.
2017.11.18
広島の市街地は、太田川河口の猿こう川、京橋川、元安川など6流にかけられた三角州上に形成された。古くは五箇荘という漁村で、近世は浅野氏の城下町として繁栄した。明治以降は県政の中心地であるとともに、日清戦争の大本営設営など軍都として発展した。しかし、太平洋戦争では1945年(昭和20年)8月6日原爆が投下された。戦後は復興都市計画により再起し、世界平和のシンボル都市となった。
広島の街は、爆心地から半径2kmでほとんどの建物が倒壊した。広島市内の戦災を受けていない木造家屋のある町は、この範囲を外れた草津などや山影になって爆風を逃れた江波のみである。この点では、地形に起伏があり場所によっては残っている長崎とは対照的である。
現在、広島では戦災復興の痕跡も失われつつある。再開発の手がつかない駅前地区には戦災復興住宅や戦後の闇市から発展した市場が残っていた(2009年)。しかし、2017年現在、それらの再開発が新興し、駅前周辺はすっかり姿を変えてしまった。
爆心地を中心に半径2kmの建物が倒壊したという。(上)

広島駅前の友愛市場(左)
2009撮影現存せず

広島駅前の友愛市場
2009撮影現存せず
 

広島駅前の友愛市場(左上、左下)
2009撮影現存せず 

広島駅前の松原町(上)
2009撮影現存せず
 
旧西国街道の猿こう橋
駅前大橋の近くに残る復興住宅の京橋会館(上)
2009撮影現存せず 

公園とともに建てられた(左)
胴蛇腹と出窓はなかなか良いデザインではないか。1階は商店が入居する
2009撮影現存せず 
中庭は駐車場になっているが、元は緑地であっただろう
2009撮影現存せず 
京橋会館
2009撮影現存せず 
京橋会館
2009撮影現存せず 
旧西国街道は戦災復興の町割り(駅前通りなど)と斜めにクロスしている
京橋町の町並み
京橋町の町並み(上)

京橋川の京橋(左)
参考資料 リンク
広島市

参考文献