天神 妻面に木組みを現した大きな箱棟のある民家集落

群馬県
川場村
天神




川場村は群馬県北部、武尊山(ほたかやま)の南斜面に広がる農山村で、米作を中心にシイタケ、コンニャクを生産する。
川場村は関越道沼田インターに近く、越後側ほど道路には雪が積らないので、東京に近いスキー場として人気がある。
県道64号の西側、沼田市との境近くに天神集落はある。

天神集落には、共通した大きな切妻民家が見られる。特徴は妻面に美しい木組みを現した点と、棟に3階部分かと思われるほど大きな箱棟が乗っている点である。これは養蚕のための換気用櫓で、養蚕のために屋根が改良されたものの中でもっとも進んだ形態といわれている。

交通


国道120号線
沼田市下久屋町より県道64号線に入る
別所武尊神社近く


参考資料 リンク
川場村のホームページ
日本切り絵百景館

参考文献
『日本の集落 第1巻』 高須賀晋・畑亮夫 建築資料研究社