星尾大上 養蚕から蒟蒻芋へ 南牧星尾川の天界の村

群馬県
南牧村
星尾大上
星尾道場





交通





大上

道場



2019.04.27

信州姫街道は藤岡から信州に抜ける脇街道である。有名な中山道は、横川の関で女人の取締りが厳しかったため、女性はこの街道を行き来した。信州姫街道と呼ばれる所以である。信州姫街道は下仁田で西牧の関所を通るルートと南牧の関所を通るルートに分かれる。
南牧村は、群馬県南西部の山間に位置する。利根川支流の鏑川に合流する南牧川流域の村で、昭和30年に磐戸・月形・尾沢の3か村が合併して現在の南牧村が誕生した。水田の無い山間集落であり、近世後期から近代にかけて養蚕も行われていたが、やがてこんにゃく芋の栽培が盛んになり戦後も続いた。南牧村の集落を構成する家々はこんにゃく栽培で財を成し、、一軒一軒が比較的大きいのが特徴である。切妻平入の総2階建てが基本的な古民家のスタイルである。
星尾は、南牧川の支流星尾川に沿ったエリアで、仲庭・大上・道場の3つの集落がある。星尾川が二股に分かれる場所に仲庭集落があり、西側の川を上ると最奥に山の緩斜面に広がった大上集落があり、東側の川を上った最奥に尾根上に家が集まった道場集落がある。いずれも、養蚕から蒟蒻芋栽培が行われていた農業集落で、山村でありながら蔵を備えている家が多い。

星尾大上の町並み
星尾大上の町並み
星尾大上の町並み
星尾大上の町並み
星尾大上の町並み
星尾大上の町並み
星尾道場の町並み
星尾道場の町並み
星尾道場の町並み
参考資料 リンク
南牧村

参考文献