大笹 切妻平入のせがい造り民家が並ぶ高原の宿場町

群馬県
嬬恋村
大笹




交通






大笹





2007.05.04
嬬恋村は浅間山北斜面から白根山南西斜面を含む広大な高原の農村地帯である。トウモロコシ・大豆などの雑穀類、キャベツ・白菜などの高原野菜、ジャガイモも生産する。中山道高崎宿で分岐し信州須坂へ通じる北国街道の脇往還である信州街道の荷継宿・問屋として栄えた宿場町である大笹は、街道に沿って切妻平入の出梁せがい造りの民家が並ぶ。
旧街道と重なる国道144号線は休日は行楽客の通過動線にもなり交通量が多いため落ち着いて歩きづらい町並みであるが、良く見ると高原の宿場町の面影を感じることができる。
大笹街道の町並み。画像前方は長野原方面。
出梁(出桁)せがい造りの2階部分を板壁で覆った民家。こうしてみてみるとスイスの民家のようだ。
街道に面した平入の民家。残念ながら改修されているが古い民家と思われる。
旧大笹宿の町並み
出梁(出桁)せがい造りの大きな民家。
2階を塗籠めた民家。(左)

隣の家には「永楽館」なる看板があがっていた。旅館だったのか。(上)

出梁(出桁)せがい造りの民家。
参考資料 リンク
嬬恋村

参考文献
『日本の町並みV 関東・甲信越・東北・北海道』 西村幸夫監修 平凡社