野田 伊香保への入湯の旅人が休んだ田園の中の宿場町

群馬県
吉岡町
上野田





交通






上野田





2012.08.17
伊香保街道は、旧佐渡街道の駒寄を起点とし伊香保に通じる短い街道で、坂東三十三札所巡りの順路として、伊香保温泉への道として中世から旅人が往来していた。野田宿は、江戸初期から整備されたといわれ三国街道が交差する処から伊香保寄りに位置する。宿場の中央に本陣を勤めていた森田家があり、そこから上を上司、下を下町と呼び、さらに下の新田も後に宿に加えられた。宿場としての風情は本陣森田家の豪壮な長屋門と蔵によるところだが、他の敷地には養蚕農家が多く残っている。路には宿場時代の屋号が掲げられていて宿場町らしさを演出している。
榛名山の裾野に広がる田園の中に旧伊香保街道野田宿はある。

屋号の看板が掲げられていて宿場町らしさを演出している(上)

本陣森田家の蔵(左上)

切妻平入りの街道沿いの民家(左下)
 
本陣森田家(左、下)
煙出の付いた養蚕農家
煙出の付いた養蚕農家
煙出の付いた養蚕農家
参考資料 リンク
吉岡町

参考文献