平原 御荷鉾峰の北側に位置する青倉川谷の山岳集落

群馬県
下仁田町
平原
桑本
七久保




交通






平原





2007.11.23
下仁田は利根川の支流鏑川の上流の谷口を占める農林業の町である。下仁田の町を過ぎ跡倉の交差点から支流青倉川にそって遡って行くと周囲にはこんにゃく畑が現れる。群馬長野県境十石峠付近から西御荷鉾山へ連なる山脈の北側とあって、谷は狭まるとともに日蔭となり集落は姿を消していく。しかし、それは集落が無くなったのではなく、日当たりのよい山の中腹へと立地が移動しているのである。
このサイトで「天界の村」と呼んでいる山の中腹に立地する山岳集落は、いずれも同様の傾向が見られ、険しい山地である関東山地、南アルプスの西側、紀伊山地、四国山地、九州山地と西日本の太平洋側に分布している。ここ平原集落は谷を挟んだ桑本集落や七久保集落とともに、こうした山岳集落群のおそらく北端に位置するものであろう。
群馬県の山岳集落では、畑が石垣を積み上げた段々畑となっておらず、日当たりのよい斜面にそのまま広がったもので、こんにゃくなどが栽培されている。その姿はかつての焼畑時代を彷彿とさせるものである。また家屋は石垣できれいに築かれたや敷地に建てられ、富岡製糸場に近い場所らしく養蚕を営んでいた農家の形態を残している。
山の斜面に石垣を積み上げ段々に構築された屋敷地。
(平原)
切妻平入の細長い2階建て養蚕農家は、屋根の上に特徴的な煙出しを備えている。
(平原)
等高線に平行に棟を並べる集落形態。
(平原)
等高線に沿った横道が通う。左手が谷で民家の2階部分が道に面していて直接2階へ出入りできるようになっている。右側は石垣となり階段で段上の家にアプローチする。
(平原)
切妻平入の養蚕農家。
(平原)
段下から段上の民家を見上げる。2階が出し桁造りで出っ張っている。
(平原)
平原集落から青倉川谷越しに桑本集落を眺める。
農作物を干す棚がつくらっれていた。そこに敷かれている網目状の平らな木枠は、かつて養蚕のために使われていたもの。
平原集落(左)

七久保集落の民家(下)
上州ならではの出桁せがい造。
参考資料 リンク
下仁田町

参考文献