橋上 新幹線の駅前に養蚕民家が残る集落

群馬県
月夜野町
橋上




月夜野町は、群馬県の北部利根川と赤谷川の合流点付近を占める農林業の町である。河岸段丘上は高原のようになっており、畜産とコンニャク、米、リンゴやシイタケを栽培している。

月夜野町は関東と越後を結ぶ交通の要衝でもあり、かつては旧三国街道一本であったものの、現在は国道17号線、JR上越線、関越自動車道、上越新幹線と主要幹線や鉄道が谷のあちこちを立体的に走っている。

橋上は国道17号やJR上越線からは離れており、ひっそりとした農村風景であった。しかし、上越新幹線が開通してからはいきなり駅前になってしまった。したがって、上毛高原の駅前は近代的に整備されたものの、ちょっと歩くとこのような民家が多く残っているのである。

上州の出桁セガイ造り民家や切り上げ屋根など、養蚕で栄え生糸生産工場でもある民家が数多く残っている。

交通


JR上越新幹線
上毛高原駅1km

国道291号線橋上


参考資料 リンク
月夜野町のホームページ

参考文献
『日本の集落 第1巻』 高須賀晋・畑亮夫 建築資料研究社