赤城 赤城山麓の「赤城型」と呼ばれる養蚕農家の集落

群馬県
前橋市
三夜沢町
ほか





交通





三夜沢





2014.08.13
上州は、明治期以降養蚕が盛んに行われた地域で、赤城山麓の民家は直家の屋根を切り上げた「赤城型」と呼ばれる民家形態が見られる。三夜沢は、山の南麓上、赤城神社の門前にある集落である。県下西方に分布する総二階の切妻平入りの民家も1棟見られるが、他は赤城型の寄棟平入りの民家が基本。平面、妻面の屋根をそれぞれ切り上げて、屋根裏に採光と通風を確保するのが目的。この項では、今後山麓で見出した集落も合わせて掲載していきたい。
赤城神社への参道。
赤城神社

赤城神社
総二階の切妻平入りの養蚕民家

赤城型の養蚕民家(左)

三夜沢集落
切り石で綺麗に造られた石段と門塀のある屋敷地が見られた。
 
三夜沢集落よりやや南へ山を下った場所にある重文阿久沢家住宅。江戸時代中期の17世紀末ごろに建設されたと推測される。養蚕に対応した民家が造られる前の時代の様式。
参考資料 リンク
前橋市

参考文献