鵜沼 明治24年濃尾地震で大きな被害を受けた宿場町

岐阜県
各務原市
鵜沼西町
鵜沼東町




交通

JR高山本線鵜沼駅下車
名鉄各務原線鵜沼宿駅下車


国道21号線



鵜沼西町




2004.02.21
濃尾大地震は明治24年(1891)10月28日の朝6時過ぎに発生した。マグニチュードは8.0とも8.4とも伝えられ、わが国で記録された最大の地震エネルギーであったという人さえいる。震源は揖斐川流域の岐阜県根尾(ねお)村の根尾断層であったが、岐阜・愛知両県にかけて被害を与え、村によっては社寺を除く民家が全て倒壊したという集落もあったという。鵜沼宿もそういった集落のひとつであり壊滅的な被災を受けたという。現在の鵜沼宿は国道がバイパス化したにもかかわらずあまり町並みが残っていないが、震災後の復興がうまくいかなかったのだろうか?。
「中山道分間延絵図」によれば、大安寺大橋の辺りが中心で、東のうとう峠に向かうために街道が直角に曲がる辺りまで宿場町であった。現在見られる古い町並みは、大安寺橋の近辺の数軒と最も西よりの南側の町並みだけである。

この絵図のちょうど真ん中あたりに見える橋が大安寺大橋
橋の西側を西町といい本陣があり、東を東町という。
西町の西端、南側に切妻平入の町並みが連続している。濃尾地震に耐えたのかその後の建築かは不明。
大安寺大橋近くの街道北側の町並み。
1階、2階の出桁、持ち送りの形状が特徴的である。
大安寺大橋から西方面を見る
橋の袂に常夜灯がある。
参考資料 リンク
各務原市


参考文献