竹鼻 長良川水運によって栄えた輪中地域の繊維の町

岐阜県
羽島市
竹鼻町





交通

名鉄竹鼻線羽島市役所前駅下車





竹鼻





2006.09.08
竹鼻は羽島市の中心市街。竹ヶ鼻城の城下町で、水運により近世には市場町・機業町として栄えた。かわいい竹鼻駅は町の端っこで、水運があった逆川を渡ると古い町並みが始まる。このあたりは木曾三川の氾濫原で、水害に備えて低い土地では石垣などによって建物を持ち上げて建てている。蔵はさらに高く持ち上げた水屋と呼ばれている。古い町並みは東西、南北の通りの随所に見られる。平入りの町家の1階庇レベルが揃った町並み景観がとてもきれいであった。
長良川の支流 逆川
写真前方が下流方向で長良川に注ぐ
水害の多い輪中地域らしく敷地を高く持ち上げている。
名鉄竹鼻線の北側の町並み
建物を持ち上げている
建物を持ち上げている
屋根にムクリのついた町家。

逆川の船着場近くの昭和橋(左上)と町並み(左下)


本町通りと船着場からの通りの交わる辻(上)

千代菊酒造は元文3年(1738年)から続く老舗の酒屋。(下)
下城町は1階庇の軒ラインが見事に連なる町並み。(上、左)

小宮山邸と京町の町並み(左)

本町通と町の中心部付近で東西に交わる京町通り。(上)

京町の町家。敷地の背面には蔵があり主屋より一際高く石垣を積んでいる。水害から家財を守る水屋と呼ばれる蔵。(左)
参考資料 リンク
羽島市

参考文献
『日本の町並みT 近畿・東海・北陸』 西村幸夫監修 平凡社