野麦 飛騨と信濃の国境を越える難所を控えた集落

岐阜県
高山市
高根町
野麦





交通






野麦





2013.06.02
野麦峠は、山本茂実の「ああ野麦峠」で有名である。長野県松本市と岐阜県高山市を結ぶ野麦街道が北アルプスの南端を越えるピークであり、両県の県境にあたるのが標高1672mの野麦峠。かつて飛騨地方から諏訪地方の製糸工場へ出稼ぎに出た女工たちには、この峠が難路であった。野麦とは付近に密生するクマザサの意。そして、飛騨側の峠下に野麦集落がある。
集落は西方向に谷を見下ろすことができるほど高所にある。この地方に広く分布する切妻石置屋根+板壁の古い民家が文化財として残っているほか、2階建ての板壁の民家もあり飛騨地方らしく出桁の先端が白く塗られている。小さいけれど、ここから難所野麦峠という山奥の雰囲気満点の集落だ。

野麦峠にある「ああ野麦峠」の碑(上)

峠より乗鞍岳を見る(左上)

野麦集落に保存されている石置き屋根の古民家(左下)
 
保存されている古民家
保存されている古民家
保存されている古民家
野麦集落の町並み
野麦集落の町並み
野麦集落の町並み
野麦のかつての分校
西方の谷を見下ろす 
参考資料 リンク
高山市

参考文献