大牟田 復興の町 わが国最大の三池炭鉱の中心市街

福岡県
大牟田市
本町
中島町
有明町
浅牟田町





交通

JR鹿児島本線大牟田駅下車
西鉄大牟田駅下車



本町

中島町

有明町

西港町





2017.06.10
大牟田は、筑後平野の南端に位置し。西は有明海に面する。大牟田川・堂面川・諏訪川など5つの水系があり、東に三池山、北に甘木丘陵がある。牟田とは湿地帯を意味し、江戸期の「三池郡田隈組村誌」では、昔は大成牟田村といったとある。そして、三池炭鉱の中心都市であった。
三池炭鉱は、大牟田市・柳川市・荒尾市などとその地先に広がる有明海底に、数百kuの広大な鉱区を保有するわが国最大の炭鉱である。過去百年以上にわたって約2億5千万トンを採掘したにも関わらず、なお10億トン以上の石炭資源が埋蔵されているという。「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産となった。
その炭鉱産業の中心市街である大牟田は、第二次世界大戦時に空襲を受けており、戦前の不燃建築が残っているものの戦後の町並みがみられる。炭鉱関連施設のほか、駅周辺の商店街は昭和の色濃い栄えたころの残照的な空間が見どころである。本町の銀座商店街・新銀座商店街が物販系、中島町などが夜の飲食店街となっている。さらに西の新地町にはかつて遊郭があったといい町割りに面影を感じるものの町並みとしては残っていない。
戦災都市概況図:大牟田
浅牟田町の三井化学J工場
昭和初期のモダニズム
本町の新銀座商店街
大牟田川の南岸に沿い約300mにわたって形成されている木造アーケード商店街。戦災都市に見られる闇市系であると思われるレトロ感満載の空間。
新銀座商店街
新銀座商店街
新銀座商店街

新銀座商店街  

新銀座商店街の裏側(上)

銀座商店街と松屋百貨店跡地(左上)

大牟田川北岸の夜の飲食店街(左下)
本町2丁目の飲食店長屋
中島町の夜の飲食店街
中島町の夜の飲食店街
中島町の夜の飲食店街
有明商店街 年金通りアーケード
有明商店街 年金通りアーケード

三池港 旧三井港倶楽部(左上)

三川抗跡(上、左下)
参考資料 リンク
大牟田市

参考文献
国立国会図書館デジタルアーカイブ 全国主要都市戦災概況図