福岡
大浜
カフェー建築が見られる旧博多港に面する旧遊廓

福岡県
福岡市
神屋町




交通

市営地下鉄空港線中洲川端駅下車徒歩






大浜




2006.10.29
博多駅は現在の位置から港に近いところにあって、旧博多港との間に町が形成されていた。中でも港近には大浜界隈と呼ばれるエリアには戦前より遊廓があった。このあたりは戦災を受けているが、戦後も新柳町遊郭とともに赤線となり、売春禁止法の施行される昭和33年まで続いた。
現在の大浜界隈を歩いてみると、駅と旧博多港を結ぶ大通りの西側にあたる神屋町に面影が残る。当時のものとして見られるのは建物は戦後のカフェー式店舗で、表通りや裏路地まで点在している。モザイクタイルや波瓦、化粧窓など色気のある装飾が見所である。なお、大通りの東側には確認されていない。
様々な種類のタイルを駆使して、色気のある装飾を施しているのがカフェー式店舗のデザイン。
旧大浜の町並み

旧大浜の町並み
波瓦もこの当時流行ったデザイン要素の一つ。

神屋町の路地裏に残るカフェー建築。わかりにくいところにあるので見落とす無かれ!
(上上、上、左上)
参考資料 リンク
福岡市

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社