芦原温泉 大地震と大火 二度の災害を乗り越えた温泉街

福井県
あわら市
温泉




交通
えちぜん鉄道あわら湯のまち駅下車





芦原温泉





2014.07.16



その昔、芦原温泉中心部の温泉地帯は低湿な沼地であった。明治16年(1883年)に町内堀江十楽のひとりの農民が灌漑用の水を求めて水田に井戸を掘ったところ、約80度の温泉が湧出したのが始まりといわれている。翌、明治17年(1884年)には何軒かの温泉宿が開業して湯治客を泊めるようになり、明治45年(1912年)に旧国鉄三国線が開通して以降、温泉街として発展した。福井県屈指の温泉街として「関西の奥座敷」と呼ばれ、多くの文人墨客に愛されてきた。一方、町は福井大震災(昭和23年)、芦原大火(昭和31年)など度重なる災害を乗り越え今日に至っている。
度重なる災害によるものであろうか、温泉町でイメージする木造旅館が軒を連ねるような町並みではない。昭和後期の鉄筋コンクリート造の比較的大型の旅館が多い。近傍に東尋坊があり団体旅行など観光ルートに乗って発展したのであろう。しかし、現在は観光の目的も変わってきており、個人旅行客の求める温泉町としてはやや魅力に欠ける面もあるのだろう、寂れ感が否めない。
芦原温泉の町並み
芦原温泉の町並み
芦原温泉の町並み
あわらグランドホテル
芦原温泉の町並み
あわらグランドホテルの裏辺りに風情がある
芦原温泉の町並み
あわらグランドホテルの裏辺りに風情がある

商店街の町並み(下)

芦原温泉の町並み
 
えいぜん鉄道あわら湯のまち駅
参考資料 リンク
あわら市
あわら温泉

参考文献