高井神島 民家の壁面に漫画アートで島おこし

愛媛県
上島町
魚島
二番耕地





交通
因島土生港より旅客船




高井神島





2019.12.30

      
今治市の北東30kmの瀬戸内海燧灘にある魚島群島の西部に位置する島。最高標高は257m、平均傾斜度35度という急峻な地形で平坦地はない。島内からは弥生式土器が出土している。高井神島の生活を支える産業は大正時代からひきつづき、底引網漁・イカ巣漁など小規模経営の漁業だ。島の開拓は塩飽諸島高見島(香川県多度津市)の住民が入植し、同島の分村だったという説がある。明治28年以来、魚島村に属していたが、平成16年、弓削町・生名村・岩城村・魚島村も4町村が合併し上島町に。近年、有名漫画家の原画提供による壁画が並ぶ漫画アートの島としても知られている。(「シマダス」参照)
以前、魚島に渡った際に船が高井神島に立ち寄ったが、その時には壁画アートのがなかった。今回訪れてびっくりした。でも、壁画アートは港際に並ぶ小屋や比較的新しい建物に施されており、伝統的な民家や石垣はそのままになっているところに配慮が感じられ、島おこしのアイデアとしてアリであると思った。とにかく上手で鮮やかであり、楽しめた。一方、集落は急傾斜地の石垣・コンクリ擁壁によって宅地化された形態。高低差がありシークエンスも楽しめる。
高井神島の町並み
ここが最初に塗られた壁面で、漫画アート発祥の地
高井神島の町並み
この鯛の壁画は漫画アート壁画を描く前からあった。

高井神島の町並み
高井神島の町並み

高井神島の町並み
高井神島の町並み
高井神島の町並み
高井神島の町並み
参考資料 リンク
上島町

参考文献
「シマダス」日本離島センター