野忽那島 反物の行商で栄えた古い町並みの見られる島里

愛媛県
松山市
野忽那





交通
高浜港より高速艇、フェリー





野忽那




2015.11.01
野忽那島は、松山高浜港からフェリーで45分、忽那諸島の東端に位置する島で、四国本土にもっとも近い。北西向きの湾の奥に集落があり、背後の平地がそのまま東側海岸に続く地形となっている。安政年間(1854~60)に定住がはじまった。大正から昭和20年代にかけては反物の行商で活況を呈していたが、現在は半農半漁の島となっている。農業は柑橘栽培に特化しており、ミカンの価格が島の経済を大きく左右している。(「シマダス」参考)
集落の構成は隣の睦月島と似ているようで異なる。睦月島が屋敷の南側=海側に長屋門を構え屋敷地を塀や家屋で囲み、縦道が何本も通っているに対して、野忽那島は北北西方向に海があり長屋門ではなく門塀で構え、横道が何本も通っている形態である。建物には新しいものがなく、同じような時代に建設されたものが多い印象を受けた。古い町並みとしての純度が高い。
野忽那島の町並み
野忽那島の町並み

野忽那島の町並み
 

野忽那島の町並み
野忽那島の町並み

野忽那島の町並み
野忽那島の町並み
野忽那島の町並み
参考資料 リンク
松山市

参考文献