安居島 潮待ち風待ち港として遊郭まであった斎灘の孤島

愛媛県
松山市
安居島





交通
北条港より定期船





安居島




2017.01.07
北条港から北西13.5kmの沖合にある東西1.3km、南北0.2kmの小島。平地はほとんどなく、やや傾斜のある高地(最高点55m)で、南向きに湾が開いており、わずかの畑以外は雑木林となっている。古くは合島・相島・愛島・藍島とも表記された。アイとは網代(漁場)を意味するとの説もある。江戸時代初期から広島藩と松山藩の間で所属争いがしばしば起こり、交渉の結果松山藩領となった。文化14年(1817)、浅海村(北条市)の大内金左衛門が移り住んだのが定住の始まりで、港が整備されると帆船の潮待ち・風待ちの湊浦として賑わいをみせるようになり、安政年間(1854〜59)から明治期にかけて最も栄え、遊郭まであったという。昭和に入り、船が大型・動力化すると港町としての機能が失われ漁浦となった。(「シマダス」参照)

安居島港

安居島の町並み
伝統的な造りの民家
瓦と板壁の調和がいい
安居島の町並み
無住の家だらけ
安居島の町並み
安居島の町並み
かつては海運業か。本宅とあるので、実質的な別宅は四国本土か。
安居島の町並み
安居島の町並み
いい感じの町並みが見える
安居島の町並み
かつて旅館らしき建物。ここらが旧遊郭だったのか。
安居島の町並み

安居島の町並み 

安居島の町並み 
参考資料 リンク
松山市

参考文献
「シマダス 日本の島ガイド」㈶日本離島センター