八日市場 九十九里北部の経済中心として栄えた町並み

千葉県
匝瑳市
(旧八日市場市)
八日市場イ





交通
JR総武本線八日市場駅下車徒歩




八日市場




2013.12.28

八日市場(現匝瑳市)は、千葉県北東部、九十九里平野北部の商業都市である。中心市街の八日市は、その名の通り、8の付く日に市が立った市場町として近世以降発展した。周辺部の農村は、八日市場木綿の産地であったが、明治以降は桑園の拡大で養蚕業に変わった。現在は、サツマイモを栽培し、原料とするデンプン工場や養豚業が発達している。
中心市街である八日市の町は、国道の拡幅から逃れたため旧道に古い民家が多く残されている。切妻平入や寄棟屋根の出桁造り、土蔵造り、洋風看板建築など、狭い一角に密度の濃い歴史的景観が見られる。周辺の町場が比較的閑散としているだけに、この町の往時の大きな繁栄ぶりが感じられよう。
八日市場の町並み
看板洋風建築。擬石仕上げか。
八日市場の町並み
出桁造りの立派な商家
八日市場の町並み
出桁造りの立派な商家
八日市場の町並み
江戸東京風の土蔵造りのな商家

八日市場の町並み
 

八日市場の町並み
かつて銀行だった建物

参考資料 リンク
匝瑳市

参考文献