長須賀 館山城下に位置する石蔵、寄棟、出桁の町並み

千葉県
館山市
長須賀





交通
JR内房線館山駅下車






長須賀




2014.11.03

房総半島の先端近くの南西部、市街地は館山湾に臨む館山平野に発達。ここは古くから開けた地で、安房神社は阿波国の斎部氏が移住して創建したといわれる。古代には安房国府、国分寺が置かれた。戦国時代末期には稲村城、のち館山城に里見氏が拠り、城下町が形成され市も開かれた。近世は天領と小藩領となる。
館山の中心は駅東側の商店街にあたる北条であり、船形に漁港があるが、長須賀は館山城下に形成された城下町のエリアに属していたと思われる。街の前後に桝形が見られるのも関係があるのかもしれない。
館山市内には古い町並みが乏しく、この長須賀に比較的見られる。通りの突き当りに石積の外装を持つ店蔵があり、通りには出し桁造り、寄棟造り、房州石の蔵など、この地方の様式の建物が見られる。
長須賀の町並み
長須賀の町並み
長須賀の町並み
長須賀の町並み
長須賀の町並み
長須賀の町並み
長須賀の町並み
長須賀の町並み
正木の槇の生垣
館山から南房総市にかけて海岸に近い街村には、しっかり刈り込んだ槇の生垣が見られる。
 
正木の槇の生垣
参考資料 リンク
館山市

参考文献