加藤洲 利根川河口の三角州に築かれた水郷集落

千葉県
香取市
加藤洲





交通
JR鹿島線潮来駅下車






加藤洲





2018.05.27


加藤洲は、利根川下流に形成された大三角州の北部、与田浦と常陸利根川に南北を挟まれてのびる自然堤防上に位置する。江戸期から明治22年までは加藤洲村で幕府領だった。常陸利根川と与田浦とを結ぶ水路に架かる十二橋は幕末には名所化し、「利根川図誌」「下総名勝図絵」にも見える。天正7年(1579年)、時の代官吉田主馬亮の指揮により、新田開拓がはじめられ、加藤洲は寛永3年(1626年)に整地された。ここでは、一島二戸の生活が営まれ隣家との往復のため設けられた橋が、十二あるところから「十二橋」の名がつけられた。常陸利根川から新左衛門川への入り口にある閘門は、潮位の異なる間を行き来するための水門である。
常陸利根川の対岸は潮来(茨城県)の町
新左衛門川入り口にある閘門
スエズ運河のように、潮位の異なる水路へ入るにあたり必要な水門である。
新左衛門川と加藤洲の集落
新左衛門川と加藤洲の集落
加藤洲の集落

十二橋のひとつ
橋は川の両側の民地同志を結んでいる。
加藤洲の集落
加藤洲の集落
加藤洲の集落

加藤洲の集落
加藤洲の集落
参考資料 リンク
香取市

参考文献