千倉 太平洋に面する漁業で栄えた南房総の長い町

千葉県
南房総市
(旧千倉町)
千倉町
北朝夷
南朝夷
平館





交通
JR内房線千倉駅下車






千倉




2014.11.03

房総半島の先端近く、太平洋に面する漁業の町。現在は町村合併により南房総市の一部。「千倉」という地名は多くの崖のある土地の意味を持つ。旧町域南部の海岸は岩礁地帯が続き、北は砂丘海岸が続くが、背後には安房丘陵を控えて冬季でも温暖である。中世、丸氏の所領であったが、後に里見氏の支配を経て、江戸時代は幕領や本多氏などの旗本領となった。主要産業の漁業は、白間津港がマグロ漁の根拠地であるのに対し、千倉港はサバ・サンマ漁が中心という。
町は、国道410号線沿いに形成される南部と、川尻川の千倉橋から千倉駅へ向かう県道沿いに形成されており、1.5km程度と非常に長い。外房の町は、街村状にだらだらと長く続く形態が多いが、千倉も例外ではない。しかも、街村形式の町並みの典型で、中心部と両端に古い町並みが見られる。一方、国道410号線と港の間の町も味わいがある。
千倉町北朝夷の町並み
町並み北端の家
千倉町北朝夷の町並み
町並み北端エリア
千倉町北朝夷の町並み
町並み北端エリア
千倉町北朝夷の町並み
町並み北端エリア(上)

港へ下る道を分岐する交差点(左)
房総らしい寄棟屋根の家

千倉町南朝夷の町並み
看板建築と出し桁屋根



千倉町南朝夷の町並み
この辺りが中心地区(左)
随所に見られる石は安山岩の房州石

千倉町平館の町並み
千倉町平館の町並み
古い町並みの南端エリア
 
千倉町平館の町並み
古い町並みの南端エリア

千倉町南朝夷の町並み
漁協(左)と周辺の町並み

参考資料 リンク
南房総市

参考文献