尾上 | めずらしい和洋館のある津軽平野のまち | |
青森県 尾上町 交通 弘南鉄道 津軽尾上駅下車 国道7号線鯖石から尾上市街に入る 尾上 |
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津軽平野の南部、黒石市と弘前市にはさまれた米とりんご栽培の農村。昭和初期に弘南鉄道が開通し、弘前市の郊外地となる。中心の猿賀は古くから開け、猿賀神社の大祭は津軽三大祭のひとつい数えられる。 尾上には珍しい和洋館の建つ「盛美園」がある。盛美園は清藤盛美が木幡亭樹匠宗を招き、明治35年より9か年を費やして作庭しその面積は3,600坪(1.2ヘクタール)である。明治時代の作庭の中でも、京都の無隣庵、清風荘と共に、我が国における三名園の一つに数えられている。 盛美館は、1階を純和風、2階を純洋館ときっぱり分けた珍しい和洋折衷の館。作は、弘前で数々の洋風建築を生んだ棟梁堀江佐吉である。全体のプロポーションは頭でっかちで2階のコーナー部分を一本の柱で受けており、柱が湾曲していた。階段は和洋どちらかとのぞいたが、洋風であった。庭園と融和した独特の美しさは、明治文化の面影を忍ばせている。 |
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参考資料 | リンク 尾上町ホームページ 参考文献 『民家巡礼 東日本編』 溝口歌子・小林昌人 相模書房 『日本民家の旅』 杉本尚次 NHKブックス |