松伸 世界遺産白神山地の麓 海岸段丘上の集落

青森県
岩崎村
松伸




交通

JR五能線
松伸駅下車


国道101号線
松伸





松伸




2002.08.11
岩崎村は、日本海に面する青森県南端の村。1603年秋田藩から津軽藩領に移る.
海岸は南北に24kmの海食崖で、狭い崖上を奥羽街道と五能線が平行して走る。

松伸は有名な十二湖の南、海岸段丘上を走る街道に沿った農村集落。街道の両側にちらほらと茅葺の民家が残っている。津軽の民家の特徴は板壁と棟を鋭角に締める板張りのクラである。出入り口の「しらし屋根」と呼ばれる小規模な雪よけ庇も津軽民家の特徴である。

街道の海側に大きな曲屋があった。日本海岸でしかも秋田に近いので中門造りといいたいが形態や屋根形状、出入口位置からやはり曲屋だろう。古民家画家向井潤吉さんも描いた古民家である。
松伸は集落と呼ばれるほど家は集まっていない。白神山地の麓、海を臨む海岸段丘の上の小集落である。
板壁で包まれた民家。出入り口には「しらし屋根」と呼ばれる小屋根がつく。
古民家画家向井潤吉さんも描いた大きな曲り家が残っていた。
草屋根の曲線や納まりが美しい。
参考資料 リンク
岩崎村商工会


参考文献
『日本の集落 第1巻』 高須賀晋・畑亮夫 建築資料研究社