大須 遊郭跡の面影を感じる大須観音の門前町

愛知県
名古屋市
大須2





交通

地下鉄鶴舞線大須観音駅下車






大須




2008.04.28
大須は大須観音(真福寺)の門前町で、集まる人を相手にショッピング街として発展した。明治時代に遊郭が設けられ、映画館街・浪越公園とあわせて「名古屋の浅草」と呼ばれた。遊郭は1942年(昭和17年)に中村へ移転した。遊郭が移転してもそのあとは花街として残っていく。
大須は戦災に遭っているため戦前の遺構による古い町並みはないが、それも浅草同様に古い歓楽街が戦後復興した町並みを見ることができる。大須観音j近くに料亭街があり、その隣に戦後形成されたと思われるスナック街がある。
大須観音
戦災に遭っているので古い本堂ではない。鉄筋コンクリート造で一層の台座の上に本堂が築かれている。
大須観音正面からアーケード街が始まる(この交差点から画像後ろ側へ延びる)。一方、右手の通りが料亭街となっている。
料亭街の町並み。すでにアパートなどに建て替えが進んでいて言われないとわからないが、新築も意匠に配慮がされているのがいい。(左、下)

料亭街にのこっていたそれらしき建物



戦後形成されたと思われるスナック街
戦後の歓楽街建築のオンパレード。

このスナック街の路地はたった一本だが、訪れた時は早朝の日差が降り注いでいたこともあってとってもきれいだった。夜の町と思えない画像。
アーケード街に顔を出す「身代不動明王」
新天地通近くの長屋看板建築。
新天地というからには映画館やらが並んでいたのだろう。
町の北にあるロータリー公園。戦災復興計画で生まれたものであろう。
参考資料 リンク
名古屋市

参考文献