三谷 街道沿いの防火建築帯と温泉街の遊里跡

愛知県
蒲郡市
三谷町
二舗

壱舗





交通
JR東海道線三谷駅下車




三谷





2018.10.25



三谷の市街地は、港町として栄えた三谷漁港を中心に形成された。マグロ遠洋漁業、小型底引き網漁業の根拠地で、綿織物工業も起こる。また、市街地の東方3km、弘法山の南斜面で三河湾に張り出した小半島に温泉街が形成された。昭和14年にホテルが建てられたが、東京・豊橋などから外部資本が入ってホテル・旅館の集中する温泉街ができたのは昭和39年以降のことである。
商店街は昭和戦後期に全国的に流行した「防火建築帯」がみられる町で、浜風の強い海辺の町であるため、木造建築による市街地の南北方向の火事の延焼を防いでいる(隣の蒲郡にも2か所ある)。
その商店街と東の温泉街との間にはかつて遊郭があった。現在でも旅館や料亭建築が残っており、往時を偲ばせている。
三谷町二舗の町並み
国道23号線沿いの防火建築帯による商店街
三谷町二舗の町並み
三谷町二舗の町並み
南北方向の道は防火建築帯の下をトンネル状に入っていく。建築帯の後ろには木造民家が建っている。
三谷町二舗の町並み

三谷町二舗の町並み
三谷町二舗の町並み

三谷町東の町並み
旧遊郭と思われるエリア。青柳旅館。
 

三谷町二舗の町並み
料理旅館や小料理屋、スナックがある。
三谷町壱舗の町並み
若宮神社。旅館街は神社の東側の丘の上にある。
三谷町壱舗の町並み
若宮神社の参道沿いの旅館
三谷町壱舗の町並み
若宮神社の参道沿いの旅館
参考資料 リンク
蒲郡市

参考文献