稲葉 平入り2階塗籠の町家が残る美濃路の宿場町

愛知県
稲沢市
西町2
稲葉2,3
小沢3





交通

名鉄本線国府宮駅下車徒歩





稲葉




2005.05.11
稲沢市は名古屋のベッドタウンとして開発が進んでいる。しかし、愛知県全般に言えることであるが、伝統的な町並みがしっかり残っている。名鉄本線の国府宮駅から西へ1KMほど離れた場所に、美濃街道の宿場町だった稲葉宿の町並みが残っている。美濃街道は美濃路とも呼ばれ、東海道宮宿で分岐し、名古屋宿、清須宿、稲葉宿、萩原宿、起宿、墨俣宿、大垣宿を経て垂水宿で中山道に合流する。名古屋の城下が東海道、中山道の両方から外れていたため、名古屋宿を通る美濃街道は脇往還といえども交通量は多かったものと思われる。
稲葉宿は南からやってきた旧街道が宿場の入り口で西に折れ、宿場を通って西に抜けている。町並みはつし2階建て、あるいは2階建ての平入で、2階部分を漆喰で塗り籠めている。敷地の間口は比較的広く、大きな町家も多く見られる。町の中ほどには洋風の近代建築が見られ町並みに変化を与えているが、空地や現代建築が少なく、町並みとしての連続性がよく保たれている。
西町2丁目の町並み
西町2丁目の町並み
稲葉2丁目の町並み
稲葉2丁目の町並み
稲葉3丁目の町並み
稲葉3丁目の町並み

稲葉3丁目の町並み
小沢3丁目の町並み
南(名古屋)方面からの旧街道の町並み。
小沢3丁目の町並み
年代物の銭湯があったので撮影した。
参考資料 リンク
稲沢市

参考文献