駅西銀座 戦災のない名古屋 西口から大門へかけて 

愛知県
名古屋市
中村区
椿町
竹橋町
則武2
中島町3,4





交通
JR東海道線名古屋駅





駅西銀座





2017.09.09



名古屋の市街地は、第二次世界大戦時の空襲で、栄を中心にして西は堀川まで焼失している。しかし、堀川の西側の那古野、名駅、そして名古屋駅の西側一帯も戦災を免れた。そのエリアには、黒板壁の戦前の町家が多数残っている。名古屋駅西口から一直線に西へ延び大門(旧遊郭)へ至る駅西銀座の町並みは、戦前の町家が建ち並ぶものである。ところが、前面は看板化している。戦災復興の町並みで見る看板建築は、一般に雨仕舞の理由から看板側へは屋根を傾斜させない(水を集めない)のであるが、元々切妻平入の町家の場合は屋根勾配をそのままに前面が看板化する。そこが、後付看板建築の見分けるポイント。時代の流行に合わせて形態が変化した代表例といっていいだろう。
名古屋駅西口近くから大門方向を臨む

駅西銀座の東端ゲート付近
駅西銀座の町並み
後付看板建築の様子が良くわかる
駅西銀座の町並み
駅西銀座の町並み
ひと皮入った敷地にユニークな建築があった
駅西銀座の町並み
駅西銀座の町並み
看板化していない町家が並ぶ
中島町の町並み
駅西銀座を西へ環状線を越えると大門(旧遊郭)の手前の中島町になる。遊廓の中ではないが、怪しい意匠の建築が多い。(上)

若宮町の町並み
古い映画館が残っていた(今は成人映画専門の映画館)
若宮町の町並み
椿町の町並み
この辺りはドヤ街だったところ。
参考資料 リンク
名古屋市

参考文献